髪を傷めないドライヤーの使い方

ヘアケア

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  1. はじめに
  2. ドライヤーで髪が傷む原因
    1. 1. 高温によるタンパク質の変性
    2. 2. 水分の急激な蒸発
    3. 3. 摩擦とのダメージの相乗効果
  3. 正しいドライヤー前の準備
    1. 1. タオルドライで水分をしっかり吸収
    2. 2. 洗い流さないトリートメントを使用
    3. 3. 粗めのコームで髪を整える
  4. ドライヤーの正しい使い方
    1. 1. ドライヤーは15~20cm離して使う
    2. 2. 根元から乾かす
    3. 3. 温風と冷風を使い分ける
    4. 4. 髪の流れに沿って風を当てる
    5. 5. 乾かしすぎに注意
  5. 髪質別・ドライヤーの使い方の工夫
    1. 1. 直毛の人の場合
    2. 2. くせ毛・うねりがある人の場合
    3. 3. 髪が細く柔らかい人の場合
    4. 4. 髪が太く硬い人の場合
  6. プロが実践する乾かし方テクニック
    1. 1. ふんわりボリュームを出す方法
    2. 2. まとまりを良くする方法
    3. 3. 毛先を柔らかく仕上げる方法
  7. ドライヤー選びのポイント
    1. 1. 温度調整機能があるか
    2. 2. 風量の強さ
    3. 3. イオン機能の有無
    4. 4. 軽量で扱いやすいか
    5. 5. コストと耐久性
  8. ドライヤーと一緒に使いたいアイテム
    1. 1. ヘアオイル・ミルク
    2. 2. ヘアブラシ
    3. 3. マイクロファイバータオル
  9. ドライヤーを使うときの注意点
    1. 1. 濡れたまま放置しない
    2. 2. ドライヤーを近づけすぎない
    3. 3. 同じ方向にばかり風を当てない
    4. 4. 頭皮に熱を当てすぎない
  10. よくある間違いと改善方法
    1. 1. 最後まで温風だけで仕上げる
    2. 2. 毛先から乾かす
    3. 3. 完全に乾かしすぎる
    4. 4. ドライヤーのフィルター掃除をしない
  11. ドライヤー時間を短縮するコツ
  12. まとめ
  13. 最後に

はじめに

毎日のヘアケアに欠かせないアイテムといえば「ドライヤー」です。しかし、多くの人が無意識に間違った使い方をしてしまい、髪の乾燥や枝毛、切れ毛の原因を作っていることがあります。せっかく良いシャンプーやトリートメントを使っていても、ドライヤーの使い方次第で髪を傷めてしまっては本末転倒です。

この記事では、髪をできるだけ傷めないドライヤーの正しい使い方を、基本から応用まで詳しく解説します。毎日の習慣を少し見直すだけで、ツヤのある健康的な髪を保つことができます。

ドライヤーで髪が傷む原因

まずは「なぜドライヤーで髪が傷むのか」を理解することが大切です。主な原因は以下の3つです。

1. 高温によるタンパク質の変性

髪の毛は主に「ケラチン」というタンパク質でできています。ドライヤーの熱が強すぎると、このタンパク質が変性し、髪の表面のキューティクルが剥がれやすくなります。その結果、パサつきや枝毛につながってしまいます。

2. 水分の急激な蒸発

濡れた髪はキューティクルが開いた状態になっており、とてもデリケートです。強い熱風を長時間当てると、内部の水分が一気に蒸発してしまい、髪の潤いが奪われてしまいます。

3. 摩擦とのダメージの相乗効果

ドライヤーの熱だけでなく、タオルドライやブラッシングと組み合わせたときの摩擦も髪にダメージを与えます。特に濡れた状態の髪は摩擦に弱いため、乾かす過程での扱い方が重要です。

正しいドライヤー前の準備

ドライヤーを使う前に、実は準備の段階から髪を守る工夫ができます。次のポイントを意識しましょう。

1. タオルドライで水分をしっかり吸収

髪を濡れたまま放置すると、摩擦や菌の繁殖にもつながります。ただしゴシゴシ拭くのはNG。マイクロファイバータオルや吸水性の高いタオルを使い、髪を優しく挟み込むように水分を吸収させるのが理想的です。

2. 洗い流さないトリートメントを使用

ドライヤー前にアウトバストリートメントやヘアオイルをなじませておくと、熱ダメージを軽減できます。特に毛先は傷みやすいので重点的にケアしましょう。

3. 粗めのコームで髪を整える

濡れた髪をいきなりブラシでとかすと切れ毛の原因になります。目の粗いコームで軽く整えてから乾かすと、髪が絡まりにくくなります。

ドライヤーの正しい使い方

準備が整ったら、いよいよドライヤーで乾かしていきます。ここでは髪を傷めにくい正しい使い方をステップごとに解説します。

1. ドライヤーは15~20cm離して使う

ドライヤーを髪に近づけすぎると高温で一気に水分が蒸発し、ダメージの原因になります。必ず15~20cm離し、風を広くあてることを意識しましょう。

2. 根元から乾かす

髪は根元から乾かすのが基本です。毛先ばかりに風を当てると乾燥してパサつきやすくなります。まずは地肌と根元を乾かすことで、毛先まで効率よく乾きます。

3. 温風と冷風を使い分ける

温風だけで乾かすと髪に熱ダメージが蓄積されます。ある程度乾いてきたら冷風に切り替えて仕上げると、キューティクルが引き締まり、ツヤが出ます。

4. 髪の流れに沿って風を当てる

ドライヤーを上から下に向けて当てることで、キューティクルが整い、髪がまとまりやすくなります。逆に下から風を当てると逆立って広がりやすいので注意が必要です。

5. 乾かしすぎに注意

完全に乾かしきるのではなく、8~9割乾いたところで止めるのが理想です。毛先にほんのり水分を残すことで、パサつきを防げます。

髪質別・ドライヤーの使い方の工夫

髪の状態や質によって、適したドライヤーの使い方は少しずつ異なります。自分の髪質に合った方法を取り入れることで、より効果的にダメージを防ぐことができます。

1. 直毛の人の場合

直毛は比較的まとまりやすい反面、ペタッとした印象になりやすい髪質です。根元を立ち上げるように乾かすことで、自然なボリュームを出すことができます。温風を根元に当てた後、冷風で仕上げるとスタイルが長持ちします。

2. くせ毛・うねりがある人の場合

くせ毛やうねりのある髪は、ドライヤーの風の当て方次第でまとまりやすさが変わります。髪を引っ張りすぎず、上から下へと優しく風を流すのがコツです。また、冷風で仕上げるとクセが出にくくなります。ブラシを使ってテンションをかけすぎないこともポイントです。

3. 髪が細く柔らかい人の場合

細い髪は熱に弱く、乾燥しやすい傾向があります。できるだけ低温設定や冷風を活用し、短時間で乾かすように心がけましょう。根元だけをしっかり乾かし、毛先は自然乾燥に近い形にするとボリューム感を失いにくいです。

4. 髪が太く硬い人の場合

太くて硬い髪は水分を多く含みやすく、乾きにくい特徴があります。ドライヤーを使う際は、根元から順番にしっかりと風を当てることが大切です。毛量が多い人は、髪をいくつかのブロックに分けて乾かすと効率よく仕上がります。

プロが実践する乾かし方テクニック

美容師が実際に行っている乾かし方を取り入れることで、自宅でもサロン帰りのような仕上がりが実現できます。

1. ふんわりボリュームを出す方法

トップにボリュームを出したい場合は、髪を持ち上げながら根元に温風を当て、その後冷風で固定します。これにより、自然な立ち上がりがキープされやすくなります。

2. まとまりを良くする方法

広がりやすい髪には、髪を軽く引っ張りながらドライヤーを上から下へと滑らせるように風を当てます。最後に冷風でキューティクルを引き締めると、まとまりとツヤ感がアップします。

3. 毛先を柔らかく仕上げる方法

毛先は特に傷みやすい部分です。乾かす際には温風を直接当てすぎず、手ぐしで整えながら軽く乾かします。最後にヘアオイルをなじませると、柔らかい質感に仕上がります。

ドライヤー選びのポイント

どんなに使い方に気をつけても、ドライヤー自体の性能が髪に与える影響は大きいものです。ここでは、髪を傷めにくいドライヤーを選ぶ際のポイントを紹介します。

1. 温度調整機能があるか

高温だけでなく、中温・低温・冷風を切り替えられるタイプを選ぶと、髪質や仕上げたいスタイルに合わせて調整できます。温度が一定ではなく調整できることで、熱ダメージを防ぎやすくなります。

2. 風量の強さ

風量がしっかりあるドライヤーは、短時間で髪を乾かすことができ、熱ダメージを減らす効果があります。特に毛量が多い人は、風量の強いモデルを選ぶのがおすすめです。

3. イオン機能の有無

マイナスイオンやナノイーなどの機能は、髪の静電気を抑え、まとまりやツヤを出しやすくします。特に乾燥しやすい季節には効果を実感しやすいです。

4. 軽量で扱いやすいか

毎日使うものなので、重すぎると手が疲れてしまいます。軽くて持ちやすいデザインかどうかも重要なポイントです。

5. コストと耐久性

安価なモデルでも十分に使えますが、長期間使うことを考えると耐久性や保証のある製品を選ぶと安心です。美容家電メーカーのモデルや美容室で推奨されているモデルは信頼度が高い傾向があります。

ドライヤーと一緒に使いたいアイテム

ドライヤーの効果をさらに高め、髪のダメージを軽減してくれるアイテムも活用しましょう。

1. ヘアオイル・ミルク

ドライヤーの熱から髪を守るために、事前にヘアオイルやヘアミルクを使うのがおすすめです。熱をブロックするだけでなく、髪に潤いを与え、仕上がりを滑らかにします。

2. ヘアブラシ

ドライヤーと一緒に使うブラシは、静電気が起きにくい素材を選ぶと◎。ナイロンや獣毛の混合ブラシなど、髪質に合わせて選ぶと仕上がりが違ってきます。

3. マイクロファイバータオル

吸水性の高いタオルでしっかり水分をとることで、ドライヤーの使用時間を短縮できます。時短はそのまま髪のダメージ軽減につながります。

ドライヤーを使うときの注意点

正しい使い方を知っていても、つい無意識にやってしまいがちなNG習慣があります。ここでは髪を傷めないために特に注意すべきポイントをまとめました。

1. 濡れたまま放置しない

「自然乾燥のほうが髪に優しい」と思っている人も多いですが、実は逆です。濡れた状態の髪はキューティクルが開いていて無防備なため、摩擦や枕のこすれによってダメージを受けやすくなります。また、頭皮が湿ったままだと雑菌が繁殖し、臭いやかゆみの原因にもなるので必ずドライヤーで乾かす習慣をつけましょう。

2. ドライヤーを近づけすぎない

髪に高温が直接当たりすぎると、水分が一気に蒸発して乾燥やパサつきの原因になります。最低でも15cm以上は離し、同じ部分に熱風を当て続けないよう注意しましょう。

3. 同じ方向にばかり風を当てない

特定の部分に集中的に風を当てると、その部分だけオーバードライになってしまいます。髪全体にまんべんなく風を当てるように意識してください。

4. 頭皮に熱を当てすぎない

頭皮は髪の健康を支える土台です。熱を当てすぎると乾燥し、フケやかゆみの原因になることがあります。根元を乾かすときも、熱がこもらないように風を動かしながら乾かすのが理想です。

よくある間違いと改善方法

次に、日常的によく見られる間違った乾かし方と、その改善方法を紹介します。

1. 最後まで温風だけで仕上げる

→ 改善方法:仕上げに冷風を当てることでキューティクルが引き締まり、髪にツヤが生まれます。また、スタイルの持ちも良くなります。

2. 毛先から乾かす

→ 改善方法:毛先は根元より乾きやすいので、最初に風を当てるとパサつきの原因になります。必ず根元から乾かし始めましょう。

3. 完全に乾かしすぎる

→ 改善方法:毛先にほんのり水分を残す程度でドライを終えるのがベストです。乾かしすぎを防ぐことで、柔らかく潤いのある仕上がりになります。

4. ドライヤーのフィルター掃除をしない

→ 改善方法:フィルターにホコリが溜まると風量が弱まり、余計に時間がかかり髪の負担が増します。月に1回は掃除する習慣をつけましょう。

ドライヤー時間を短縮するコツ

髪を傷めないためには「短時間で乾かすこと」も重要です。以下の工夫を取り入れると時短につながります。

  • 吸水性の高いタオルを使って水分をできるだけとる
  • タオルドライ後、数分だけ自然乾燥させてからドライヤーを使用する
  • ドライヤーの風量を最大に設定し、距離を保ちながら全体を効率よく乾かす
  • 髪をいくつかのブロックに分けて乾かす

これらの工夫をするだけで、ドライヤーの使用時間が短縮でき、結果的に髪のダメージも減らせます。

まとめ

毎日当たり前のように使っているドライヤーですが、使い方ひとつで髪の健康状態は大きく変わります。ポイントを振り返ると以下の通りです。

  • ドライヤーは15〜20cm離して使う
  • 根元から乾かし、毛先は最後に仕上げる
  • 温風と冷風を使い分け、仕上げは冷風でキューティクルを整える
  • 髪質に合った方法を取り入れる(直毛・くせ毛・細毛・太毛など)
  • ドライヤーは温度調整や風量の強いものを選ぶ
  • アウトバストリートメントやブラシなどの補助アイテムを活用する

ほんの少しの工夫を習慣化するだけで、パサつきや枝毛を防ぎ、サロン帰りのようなツヤ髪に近づけます。今日からぜひ実践してみてください。髪は「正しいケアをすれば必ず応えてくれる」存在です。毎日のドライヤー時間を、未来の美しい髪を育てる時間に変えていきましょう。

最後に

ドライヤーの正しい使い方を意識することは、シャンプーやトリートメントと同じくらい大切なヘアケアの一部です。普段何気なく行っている乾かし方を少し変えるだけで、髪の質感や見た目に大きな変化が生まれます。美髪を目指す第一歩として、ぜひ今日から取り入れてみてください。

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