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天然パーマとは?
「天然パーマ(通称・天パ)」は、髪が生まれつきカールしていたり、うねりがあったりする状態を指します。直毛に比べて毛の内部構造や毛穴の形が異なるため、湿度や髪質によってクセの出方が変わるのが特徴です。
人によっては「広がりやすくて扱いにくい」と感じる一方で、ふんわりした柔らかさやナチュラルなボリューム感を魅力として活かすこともできます。
天然パーマの種類
天然パーマと一口に言っても、実はいくつかのタイプがあります。
1. 波状毛(ウェーブ状)
ゆるやかなウェーブが特徴。雨の日に広がりやすいが、スタイリング次第で外国人風のナチュラルな質感を楽しめる。
2. 捻転毛(ツイスト状)
ねじれが強い髪質で、乾燥しやすくパサつきが出やすい。しっかり保湿ケアが必須。
3. 縮毛(強いカール状)
アフロのように強く縮れた毛。湿気に非常に敏感で、縮毛矯正やストレートアイロンを使う人も多い。
4. 混合型
部位によってクセの出方が異なるタイプ。前髪だけうねる、襟足だけ強いカールが出るなど、人によって個性が大きい。
自分がどのタイプに当てはまるのかを知ることで、正しいヘアケアやスタイリング法が見えてきます。
天然パーマの原因
天然パーマは遺伝による影響が大きいとされています。毛根の形が丸いと直毛、楕円や扁平だとクセが出やすくなるのです。また、ホルモンバランスや加齢によっても髪質は変化します。
例えば、思春期から急にクセが強くなったり、出産後や更年期に髪質が変わったりするのはよくあることです。こうした変化も「自分の髪の個性」として捉えると、ポジティブに向き合いやすくなります。
天然パーマのメリット
- ボリューム感が出やすい
髪がペタッとしにくく、ふんわりした印象を与えやすい。 - ナチュラルなおしゃれ感
パーマをかけなくても自然な動きが出るため、外国人風の雰囲気を演出できる。 - アレンジの幅が広い
巻き髪やまとめ髪にしたときに崩れにくく、こなれ感が出やすい。
こうした特性を理解すれば、天然パーマはむしろ強い武器になります。
天然パーマのデメリット
- 湿気で広がりやすい
特に梅雨や夏場は爆発してしまうことが多い。 - 乾燥やパサつきが目立つ
髪がねじれている分、キューティクルが乱れやすく、ツヤが出にくい。 - スタイリングに時間がかかる
寝癖とクセが重なると、直すのに時間がかかることも。
これらのデメリットを理解したうえで、日常のケアを工夫することが大切です。
天然パーマにおすすめの基本ケア
1. 保湿重視のシャンプー・トリートメントを選ぶ
クセ毛は乾燥しやすいので、「保湿」「しっとり」「まとまり」などをキーワードに選びましょう。アルガンオイルやホホバオイル配合の製品がおすすめです。
2. 洗髪後はしっかり水分を取る
濡れた髪を放置するとキューティクルが傷みやすいので、タオルドライで優しく水分を吸収し、その後アウトバストリートメントをつけましょう。
3. ドライヤーは根元から乾かす
毛先ばかり乾かすと広がる原因になります。根元を立ち上げるように乾かすと自然なボリューム感に仕上がります。
4. ナイトケアを取り入れる
寝ている間の摩擦は大敵。シルクの枕カバーを使う、ナイトキャップを着用するなどで翌朝の広がりを防げます。
次回は「天然パーマを活かしたスタイリング方法」「縮毛矯正・パーマ・カットの選び方」「年代別の髪質変化とケア」について詳しく解説します。
天然パーマを活かしたスタイリング方法
天然パーマは「クセを抑える」か「クセを活かす」かでスタイリングの方向性が大きく変わります。ここでは、日常で取り入れやすい方法を紹介します。
1. ナチュラルに活かすスタイル
ウェーブをそのまま活かして、ワックスやムースで動きを出すスタイルです。特に波状毛の人は、ヘアオイルをなじませた後に自然乾燥させるだけでも柔らかな雰囲気が出ます。
2. ストレート寄りに仕上げるスタイル
ストレートアイロンを使ってクセを伸ばす方法です。完全に真っ直ぐにするのではなく、毛先を軽く内巻きにすると柔らかさが残ります。アイロン前には必ずヒートプロテクトスプレーを使いましょう。
3. まとめ髪アレンジ
天然パーマはまとめ髪にしたときに程よい「こなれ感」が出ます。ポニーテールやお団子にしただけでも、直毛にはない立体感が生まれるのが魅力です。
4. パーマやカラーをプラス
元々のクセを生かして、ゆるめのパーマをかけると均一なウェーブになり、スタイリングが楽になります。カラーを組み合わせるとさらに立体感が強調され、おしゃれ度がアップします。
縮毛矯正・パーマ・カットの選び方
天然パーマの方が美容院で迷いやすいのが「縮毛矯正をかけるか」「パーマで活かすか」という点です。ライフスタイルや好みに合わせて選ぶのが大切です。
縮毛矯正
クセを抑えたい人におすすめ。朝のスタイリングが楽になる反面、髪への負担が大きく、半年〜1年で根元との境目が気になることがあります。
デジタルパーマ・コールドパーマ
クセを活かしたい人におすすめ。デジタルパーマはしっかりカール、コールドパーマは柔らかいウェーブが特徴です。天然パーマを均一に整えたい人に向いています。
カットの工夫
カットの仕方でクセの出方は大きく変わります。レイヤーを入れて軽くすると広がりやすい一方、重さを残すとまとまりやすくなります。クセ毛に強い美容師を選ぶと仕上がりが格段に良くなります。
年代別の髪質変化とケア
天然パーマは年齢によっても印象が変わります。それぞれの年代でのケア方法を見てみましょう。
10代〜20代
思春期からクセが強くなる人が多い時期です。皮脂分泌が多くベタつきやすい一方で、スタイリングを工夫すれば個性として楽しめます。ヘアオイルやムースで質感を調整しましょう。
30代〜40代
ホルモンバランスの変化や出産などで髪質が変わりやすい時期です。乾燥による広がりやパサつきが増えるため、保湿系のヘアケアを重視しましょう。カラーやパーマのダメージ対策も必須です。
50代以降
加齢によって髪が細くなり、クセがより目立ちやすくなります。ボリュームダウンをカバーするためには、ふんわりと仕上がるスタイリング剤を使い、頭皮ケアも合わせて行うことが大切です。
天然パーマを快適に楽しむ生活習慣
髪のケアだけでなく、生活習慣を見直すことでもクセ毛の扱いやすさは変わります。
- バランスの良い食事
たんぱく質や亜鉛、ビタミン類は髪の健康に欠かせません。 - 十分な睡眠
成長ホルモンの分泌が促され、健康な髪を育てます。 - ストレスケア
ストレスは血流を悪化させ、髪質の変化にも影響します。 - 適度な運動
頭皮の血流が改善され、髪に栄養が行き届きやすくなります。
内側からのケアと外側からのケアを組み合わせることで、天然パーマはより美しく輝きます。
次回の続きでは「おすすめのヘアケア商品」「梅雨や夏の湿気対策」「天然パーマをポジティブに活かす考え方」について詳しく解説します。
天然パーマにおすすめのヘアケア商品
クセ毛を美しく保つためには、日常で使うアイテム選びがとても重要です。ここでは、天然パーマの方に特におすすめのカテゴリーを紹介します。
1. 保湿力の高いシャンプー&トリートメント
「しっとり」「まとまり」「ダメージ補修」などのキーワードで選ぶと良いでしょう。アルガンオイル、シアバター、コラーゲン配合のものは広がりを抑えてツヤを与えます。
2. アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)
ドライヤー前にオイルやミルクをなじませると、熱や摩擦から髪を守りつつ、クセを落ち着かせる効果があります。
3. スタイリング剤
天然パーマを活かすなら、ムースやワックスがおすすめ。しっかりクセを抑えたい日はジェルやクリームタイプを選ぶとまとまりやすいです。
4. ヘアブラシ・コーム
目の粗いコームや柔らかいブラシを使うことで摩擦を減らし、髪へのダメージを最小限に抑えられます。
梅雨や夏の湿気対策
天然パーマの大敵といえば湿気。特に梅雨や夏は広がりやうねりが強く出やすくなります。ここでは効果的な対策を紹介します。
- ヘアオイルでコーティング
髪の表面をオイルで保護することで湿気の影響を受けにくくなります。 - スタイリング剤を味方にする
梅雨時期はムースやジェルで固めることでクセをコントロールしやすくなります。 - まとめ髪スタイルを取り入れる
湿気で広がる日はシニヨンや三つ編みなどのまとめ髪が便利です。 - 縮毛矯正やストレートパーマを部分的に取り入れる
前髪や顔周りだけ矯正すると全体の印象が落ち着きやすいです。
天然パーマをポジティブに活かす考え方
かつては「天パ=コンプレックス」と思われがちでしたが、近年はむしろ個性や魅力として評価されることが増えています。SNSやファッション誌でも、天然のクセを活かしたスタイルがトレンドとして紹介されることも少なくありません。
大切なのは「直毛のようにしなければならない」と考えるのではなく、「自分の髪質を活かしてどう見せたいか」を工夫することです。天然パーマを魅力に変えるためには、髪質を理解し、自分に合ったケアとスタイリングを見つけることが一番の近道です。
まとめ
天然パーマは、扱いにくい一方で個性的で魅力的な要素を持っています。
- クセ毛には種類があり、自分のタイプを知ることが大切
- 保湿を重視した日常ケアで髪を整える
- スタイリングや縮毛矯正、パーマの選び方次第で大きく印象が変わる
- 年代によって髪質は変化するので、その時期に合ったケアを心がける
- 湿気対策や生活習慣の改善で扱いやすさは格段に上がる
「天然パーマだからこそできるスタイル」「天然パーマだからこそ出せる雰囲気」はたくさんあります。自分の髪を理解して正しくケアし、コンプレックスではなく魅力として活かしていきましょう。
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